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「QV-10」のカラーリングを施した「EX-FR10」限定モデル

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<カシオデジタルカメラ事業の歩み>

第一世代 フィルムカメラからの置き換え
当社は、独自のデジタル技術を利用して新しい写真の楽しみ方を提案すべく、デジタル方式のカメラを試作する一方で、小型テレビ用に開発された液晶モニターに着目しました。液晶画面がついていれば、撮影した画像をその場で人に見せることができる、ただ撮るのではなく、画像を通じたビジュアルコミュニケーションのツールになると考え、1995年3月、世界初※1の一般向け液晶デジタルカメラ「QV-10」を発売しました。軽く、どこにでも持っていける携帯性に加えて、撮った画像をその場で確認し、失敗した画像は消去して、気に入った画像はパソコンに取り込んで保存できます。さらに従来では考えられなかった手頃な価格(税抜65,000円)により、爆発的なヒット商品となりました。
「QV-10」によりデジタルカメラは、誰もが知る製品となり、各社からパーソナル向けのデジタルカメラが発売されることになりました。このことが評価され、2012年に国立科学博物館が主催する重要科学技術史資料(未来技術遺産)に登録されています。

※1 液晶付き、280グラム未満の一般消費者向けデジタルカメラとして。

QV-10 EX-FR10とQV-10
QV-10 EX-FR10とQV-10

第二世代 形状の変化
その後、デジタルカメラは高画素化やズームの高倍率化など、フィルムカメラに追いつくための競争が進みましたが、当社はデジタルカメラは単にフィルムカメラの代用品としてではなく、デジタルならではの独自の可能性を追求するべきと考え、2002年に世界最薄※2のカードサイズカメラ「EXILIM(エクシリム) EX-S1」を、2003年に大画面液晶を搭載した薄型ズームカメラ「EX-Z3」を発売。今ではコンパクトカメラの主流となっているスタイリッシュデザインを創出し、日常生活の中で常にカメラを携帯して、撮りたい時に気軽に撮影を楽しむという新しいスタイルを提案し、好評を博しました。

※2 発売当時、当社調べ。

EX-S1 EX-Z3
EX-S1 EX-Z3

第三世代 デジタルならではの進化
2008年、ハイスピードエクシリム「EX-F1」を開発しました。このカメラには、決定的瞬間を逃さない高速連写や人間の目には見えない動きが撮れるハイスピードムービーを搭載しました。
その後もハイスピード技術は進化を続け、難しい逆光シーンも見た目どおりに綺麗に撮れるHDRや、高速起動や高速オートフォーカス、サクサク撮れる撮影間隔など、大切な一瞬を撮り逃がすことなく快適な連続撮影が楽しめるようになりました。
2011年には、可変フレームデザインを採用し、自由な撮影スタイルで撮る楽しさを広げる「EX-TR100」が、若い女性の自分撮り用カメラとして中国で人気を得ました。TRシリーズは、自分撮りがキレイにできる「自拍神器」として、現在に至るまでヒットを続けています。

EX-F1 EX-TR100
EX-F1 EX-TR100

第四世代 新たなビジュアルコミュニケーションの時代へ
写真や動画を撮って家族や友人と共有するという「ビジュアルコミュニケーション」は、SNSの普及ともあいまって、急速に拡大しています。
当社は、スマートフォンではできないデジタルカメラならではの写真の楽しみ方、撮影スタイルの進化をめざし、2014年9月に、カメラ部と、液晶画面付きのコントローラー部を分離でき、「構えてシャッターを押す」という常識から撮影者を解き放つフリースタイル撮影を実現した「EX-FR10」を発売。一方で本年3月には、現代のライフスタイルに合ったビジュアルコミュニケーションの形として、撮った画像を自動的にスマートフォンに保存できるオートトランスファー機能を搭載し、カメラの優れた撮影能力とスマートフォンの手軽さ双方の良さを併せ持つ「EX-ZR1600」を発売するなど、新しいビジュアルコミュニケーションの形を提案し、当社のデジタルカメラは現在も進化し続けています。

EX-ZR1600
EX-ZR1600


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