GPW-1000
カシオ計算機は、かねてより開発を進めていた世界初※1となるGPS電波受信機能と世界6局の標準電波受信機能によるハイブリッドの時刻取得システムを搭載した腕時計を製品化。“G-SHOCK”『GPW-1000』として7月26日より発売します。
※1: 2014年6月25日時点、カシオ調べ
「落としても壊れない腕時計を作りたい」。腕時計の常識に対する挑戦から、1983年に“G-SHOCK”は誕生。以来、タフネス性能をベースに最先端技術やトレンドを取り込みながら、ユーザーの想像を超えた機能や性能、デザインを実現し、進化を続けてきました。
今回ご案内します『GPW-1000』は、精度と強度を徹底的に高めた究極のタフネスウオッチを目指し、当社が有するテクノロジーを結集して開発しました。優れたタフネス性能を継承しながら、世界初となるハイブリッドの時刻取得システムを搭載。密林や砂漠、海上、さらには都会のビル群や屋内まで、全世界エリアでGPS電波受信機能と世界6局の標準電波受信機能を使い分け、正確な時を確実に刻む“G-SHOCK”です。
針駆動用に超小型モーターを採用することにより、ハイブリッドの時刻取得システムを実装するスペースを確保。また、低消費電力GPS用受信 LSIと、高効率で発電する新形状のソーラーセルを採用し、消費電力の増大にも対応しました。さらに、セラミック製のGPSアンテナや、ケースに配したファインレジンにより、高い受信感度と耐衝撃性を両立しています。
もちろん、衝撃、遠心重力、振動の3つの重力加速度に耐える“TRIPLE G RESIST”に加え、引張耐久力の高い“カーボンファイバーインサートバンド”、耐摩耗性に優れたDLCコーティングを施したベゼルなど、過酷な環境に耐え得るタフネス性能も充実させました。
機種名 | カラー | メーカー希望小売価格 | 発売日 |
GPW-1000-1A/1B/4A | ブルー/ブラック/オレンジ | 100,000円+税 | 7月26日 |
なお、『GPW-1000』の発売にあたり、7月1日より全国の時計販売店にて、先行予約販売を実施します。詳細は各店舗にお問い合わせください。
《 GPW-1000の主な特長 》
常に正確な時刻を表示する精度の追求
- サマータイムの有無も判断して正確な時刻を表示するGPS電波受信機能
- 屋内でも正確な時刻を表示する標準電波受信機能
- 世界全エリアで正確な時刻を表示するハイブリッドシステム
- 使い勝手の良いハイブリッドシステム
- 海外で便利なデュアルタイム表示
GPS電波から位置情報と時刻情報を受信します。世界地図を500m単位に分割した高精度の地図データを時計に内蔵しており、位置情報からタイムゾーンとサマータイムの有無を解析して、自動で時刻修正を行います。
世界6局(日本2局、北米、イギリス、ドイツ、中国)の標準電波に対応。対応エリアでは、屋内でも、標準電波を受信して正確な時刻を表示します。
GPS電波受信機能と世界6局の標準電波受信機能を位置情報にあわせて使い分けるアルゴリズムを採用しました。GPS電波を受信して位置情報を解析。標準電波対応エリアは、標準電波を優先し、非対応エリアは、GPS電波を用いる相互補完の時刻取得システムにより世界中どこでも正確な時刻を表示します。
日常はGPS電波受信と標準電波受信、どちらも自動で時刻を取得。GPS電波は取得可能な場所に出た時に受信し、標準電波は夜間に受信します。一方、海外出張や海外旅行などタイムゾーンが変わった場合は、ボタンひとつで現在位置を素早く認識。そして、GPS電波の時刻情報により、7秒から1分という短時間で正確な時刻を表示します。このように、高機能でありながらも優れたユーザビリティを実現しており、長く愛用できる商品に仕上げました。
2都市の時刻を針で同時に表示するデュアルタイムを採用。時分針とインダイアルで現在時刻とローカルタイムを一度に確認できるので、海外で役立ちます。
過酷な環境でも使用できるタフネス性能の追求
- 最先端のタフネス構造“TRIPLE G RESIST”を採用
- 強靭な“カーボンファイバーインサートバンド”
- 耐摩耗性に優れたDLCコーティング
衝撃、遠心重力、振動の3つの重力加速度に耐える構造を採用。世界中で正確な時刻を刻む“G-SHOCK”に相応しいタフネス性能を備えています。
カーボンファイバー(炭素繊維)を織り込み、樹脂バンドに封入する“カーボンファイバーインサートバンド”を採用。引張耐久力の高い強靭なバンドに仕上げました。
メタルベゼルの表面を、ダイアモンドに次ぐ硬度を持つカーボン膜でコーティングすることで、耐摩耗性と上質感を両立させました。
タフネス性能とハイブリッドの時刻取得システムの融合を実現したテクノロジー
- GPS電波の受信感度とタフネス性能の両立
- GPSアンテナ内蔵モジュール
- 低消費電力化
GPS電波受信部に、セラミック製の円偏波アンテナを採用するとともに、文字板を大口径化。時計が僅かでも上向きであれば、時刻情報を取得できる受信感度を実現しました。その一方で、文字板の大口径化による本体ケースの大型化を回避するためケースのフレーム部に強靭なファインレジンを採用。“G-SHOCK”としてのタフネス性能を備えながら、適切なサイズを保つことが可能になりました。
針を駆動するムーブメントに超小型モーターを採用することにより、GPS電波受信アンテナやGPS用受信LSIなどの実装が可能になりました。また、それらのデバイスとムーブメントをひとつのモジュールにまとめることで、最先端のタフネス構造“TRIPLE G RESIST”も実現することを可能としました。
効率よく受光できる遮光分散型のソーラーセルと、低消費電力GPS用受信 LSIの採用により、効率的な電力供給を実現。電池切れの心配がないソーラー駆動によるGPS電波受信を実現しました。同時に、高輝度LEDライトの点灯も可能になり、実用性を大幅に高めました。
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GPW-1000-1A | GPW-1000-1B | GPW-1000-4A |
《 GPW-1000の主な仕様 》
構造 |
TRIPLE G RESIST(耐衝撃性能、耐遠心重力性能、耐振動性能) |
防水性 |
20気圧防水 |
受信電波 |
GPS電波:1575.42MHz 標準電波:40kHz~77.5kHz JJY(日本):40 kHz(福島局)/ 60 kHz(九州局) WWVB(アメリカ):60 kHz、MSF(イギリス):60 kHz DCF77(ドイツ):77.5kHz、BPC(中国):68.5kHz |
電波受信方法 |
GPS電波:時刻受信(自動※2、手動)、位置受信(手動) 標準電波:自動受信(最大6回/1日、中国のみ最大5回/1日) ※2: 受信できる環境と判断した場合、自動受信を行います。 |
ワールドタイム |
世界27都市(40タイムゾーン、サマータイム自動設定機能)+UTC(協定世界時)の時刻表示、二都市同時表示 |
ストップウオッチ |
1/20秒計測、24分計 |
タイマー |
セット単位:1分、最大セット:24時間、1秒単位で計測 |
アラーム |
時刻アラーム1本 |
その他の機能 |
バッテリーインジケーター表示、針位置自動補正機能、日付表示、フルオートカレンダー、LEDライト(スーパーイルミネーター、残照時間3秒)、緯度表示 |
使用電源 |
タフソーラー(ソーラー充電システム) |
連続駆動時間 |
パワーセービング状態※3で約18ヵ月
※3: 暗所で一定時間が経過すると運針を止めて節電します。 |
大きさ |
66.0×56.0×18.8mm |
質量 |
約126g |
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