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連雀学園三鷹市立第一中学校の公開授業で関数電卓を活用

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2016年4月15日



2月19日、東京都三鷹市の連雀学園三鷹市立第一中学校において、先生たちが取り組む教育研究を発表する公開授業が行われ、中学1年を対象とした数学でカシオのグラフ関数電卓が活用されました。

授業の内容は、身近な事象を考察する際に関数を活用することが有効な手段の一つであることを、生徒たちが考え、話し合い、実際に体を使って理解するというものです。

使用した関数電卓は、対象物との距離を測るセンサーをつなげて、その前を生徒たちが止まったり動いたりすると、その事象が距離と時間の関係を示したグラフとして表示される仕組み。事前に先生から提示された図と同じ形のグラフを電卓に表示させるために、どのように体を動かせばよいのかを生徒たちが予想し、センサーの前を行ったり来たりしながら関数のグラフを描くことで「距離は時間の関数」であることを楽しみながら学びました。

授業を担当した数学の清水和彦先生は、大学院在籍の際に関数電卓とセンサーを使い始め、中学校の先生になってからは点数を採ることだけを目的にせず、事象を数学的にとらえるセンスを養う授業を研究しています。

今回の公開授業では、関数電卓の貸し出しや操作方法のレクチャーに加え、先生が効率よく狙い通りの授業を進められるように、事前の模擬授業の段階からサポートしました。当社は、こうした教育現場における先生たちの方針や課題を一緒になって考える専門のチームを設けており、今後も製品やその活用方法を通じて授業を受ける生徒たちの学力・理解力の向上を支援してまいります。

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生徒たちにグラフ関数電卓の仕組みを説明する先生

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二人の動きでグラフを描こうとする生徒たち

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グラフ関数電卓の表示結果で、同じ時間に複数の距離を
移動するグラフ(垂直の線)は描けないことが分かる

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今回使用したグラフ関数電卓とセンサー(右上)

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